中2の或る日の思い出
どうも、
夏は絶対に何か起こる、という自らのつくった固定観念に支配されている男、
アプレです。
今回は、ふいに思い出した、
中2の頃のある出来事を書いていきます。
中2の頃、私は裁縫が好きだったのですが、
その理由が、
当時の家庭科の先生が好きだったから、
というとてもふざけた理由だったんですよ笑
当時は本当に家庭科を生き甲斐に
頑張っていたことがガキだなって感じですね笑
そして、夏休み前最後の授業のこと。
ついに私は決心したんですよ。
告白することを!
(ここから少し小説調になります笑)
7月下旬の火曜日、
授業終了のチャイムが鳴った。
そして、私は後片付けをしているフリをする。
チャコペンを落とすフリをし、青とピンク、両方のチャコペンを裁縫箱の中に入れる。
この時点で家庭科室には、私と2人の同級生、そして先生の4人しかいなかった。
先生と2人きりになるまでどうやって時間を稼ごうか、そのことしか考えていなかった。
しばらく、あくびのフリをして考えていると、
ある名案が思い浮かんだ。
そして、私はそれを実行することにした。
「カリーン・・・」
私は鉛筆を落とした。
今考えれば本当にガキらしい行動だと思う。
そして、私は探すフリを始めた。
教室は暗いため、探すフリをしても、全くもって怪しくはないと今でも私は思っている。
こういうところがガキなのかもしれない。
同級生2人が教室を出ると、先生が言った。
「どうしたの、○○君?」
その優しい声は当時の私の鼓膜を、
優しく撫でるようなものだった。
「鉛筆がなくなったみたいで。」
私は嘘をついてしまった。
なくなったのではない、落としたのだ。
「え、どこかなぁ・・・」
そう言いながら、先生は一緒に探してくれる、
私がポケットの中に戻した鉛筆を。
そして、私の中に勇気が芽生えた。
「先生、あの・・・」
私がそう言うと先生は立ち上がって、
私の方を向いた。
「俺、実は・・・」
いつしか私の目は先生を避けていた。
「好き、なんです・・・」
あのときの自分を褒めたいぐらい、
勇気のある行動だったと思う。
心臓は破裂しそうなくらいドキドキしていた。
「うーん・・・」
先生は何秒か考えたあと、口を開いた。
「一応、先生と生徒だし・・・
ごめんね、○○君・・・」
しかし、私は悪足掻きを始める。
「じゃあ、先生・・・一回だけでいいので
・・・チューしても、いいですか?」
今考えると、わざと「チュー」という表現を使った当時の私が気持ち悪くてしょうがない。
「でもそれは、やっぱり、ね・・・
ごめんね・・・」
先生を謝らせてしまったことに、
少しではあるが、罪悪感を感じた。
私は、これ以上空気を悪くしないために、空元気を出すことにした。
「そうですよね〜・・・」
笑顔をつくって言ったが、作り笑いであったということはバレていただろう。
そして、これが私の、中2の或る日の思い出である。
〜〜〜終〜〜〜
下手なメロドラマかって感じですね笑
でも一応実話です笑
甘酸っぱい、中2の或る日の思い出でした笑
どうも、アプレでした。